プログラミングを学ばせたいんだけど、子供で独学って可能なの?
具体的にどんな独学の学習方法がわからないんだけど、、、
最初にそんな疑問を持つのではないでしょうか。
まず、結論から言いますと、、、
子供でもプログラミングの独学は可能
ですが、実際に子供にやらせてみたら、意外にうまくいかないというケースが良くあります。
なので今回は、子供のプログラミング独学法と、注意点をまとめてみました。
- プログラミングの独学方法
- プログラミングを独学する際の注意点
子供のプログラミング独学は可能か?
まず、冒頭にも言いましたが、
結論 : プログラミングの独学は可能
ただし、親のサポートが必須であることは大前提です。
その他の習い事で、子供が自発的に自己学習ができない限り、基本に子供に任せてたらほぼ挫折するか、長続きしません。
また、プログラミングを理解するには四則演算ができないと、組み立てが難しいので、理解してからやりましょう。(通常だと、小学2〜3年生くらい)
プログラミングの独学方法について詳しく解説
それでは、プログラミングの独学方法について詳しく解説していきたいと思います。
以下のステップで進めていってください。
- PCとネット環境の準備
- プログラミングツール(無料)のインストール
- 本や動画で学ぶ
【STEP1】PC(タブレット)とネット環境の準備
まずは、PC(タブレット)とネット環境の準備が必要です。
パソコン、スマートフォンが復旧している現代であれば、多くの家庭では自宅にネット環境があるかと思います。
基本的に子供のプログラミングツールを動かすには一般的なPCやタブレットで問題ありませんので、親が使っているものなどを一時的に貸してあげましょう。
プログラミングと聞くと「コード」というものを書くので、キーボードでタイピングがいると思いますが、子供のプログラミングツールでは「コード」を書かないでできるので、タブレットでも十分学習は可能です。
タブレットがあるのであれば、簡単に始めることができますよ
【STEP2】プログラミングツール(無料)のインストール
PC(タブレット)とネット環境が準備できたら、プログラミングツール(無料)のインストールをやっていきましょう。
子供も向けのプログラミングツールはいくつかありますが、まずは「無料」のものを選びましょう。
特に希望がなかったり、よくわからない場合は、
一番代表的な「Scratch(スクラッチ)」から始めるのがオススメです。
ビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」とは?
初めてビジュアルプログラミング言語と聞いた方はピンとこないかもしれませんが、
Scratch(スクラッチ)は、プログラムの要素をパーツ化(ビジュアル化)して、ドラッグ&ドロップの操作で組み合わせていくことで、簡単にプログラミングできるものとなってます。
Scratch(スクラッチ)は、Scratch財団がマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ ライフロングキンダーガーデングループ(MIT Media Lab Lifelong Kindergarten Group)と共同開発する、8歳から16歳のユーザーがメインターゲットの無料教育プログラミング言語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Scratchは「最初に正しい構文の書き方を覚えること無く実行できる」という特徴があるので、子供や初心者にも分かりやすいです。
子供向けプログラミングツール一覧(無料)
無料でもたくさんの子供向けアプリがあります。
他にどんなのがあるか知りたい!という方に向けて、一例を紹介します。
- Scratch
- Viscuit
- Progate
- Springin’
- 教育版 レゴ® マインドストーム® EV3 プログラミング
- プログラミングゼミ
- タイルズ
ほとんどのものがタブレットなどでできるので気軽に始めるにはオススメです。
とはいえ、どれも内容・難易度はバラバラなので、子供にあったアプリを選択してあげる必要があります。
【STEP3】本や動画で学ぶ
プログラミングツール(無料)のインストールしたら、学習を始めてみましょう。
今は子供用の本や動画教材がありますので、そういったものをやってみるのが良いかと思います。
一例ですが、それぞれ紹介しますので、参考にしていただければと思います。
オススメ参考書籍:❶『できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch3 プログラミング入門』
ポイント解説
- ビジュアルプログラミングの解説書で、全ての操作が画像付きで紹介されているため分かりやすい
- 解説動画がYouTubeにアップロードされているため、困った時に分かりやすい
- 子供一人でもスムーズに学習がしやすい
オススメ参考書籍:❷『親子でかんたん Scratch3プログラミングの図鑑 【Scratch 3.0対応版】 (まなびのずかん)』
ポイント解説
- 小学生から大人までを対象とした参考書なので、長く使える
- 「できるキッズ」シリーズに比べて文章量が圧倒的多い
- 小学校低学年だと難解の箇所もあるため、親子でやる場合はオススメ
オススメ参考書籍:❸『Scratch3プログラミング事例大全集』
ポイント解説
- 大ボリュームなScratch3解説書
- 様々なシチュエーションを想定したサンプルプログラムがあり、オリジナルのプログラム作成に活用できる
参考動画:❶ Why!?プログラミング(NHK)
ポイント解説
- NHKで放送されている教育番組「Why!?プログラミング」の公式サイト
- 過去の放送が動画配信されており、番組を楽しみながら、プログラミングを学ぶことができる
参考動画:❷ ドットインストール
ポイント解説
- 3分動画でマスターできるプログラミング学習サービスサイト
- 大人でこれからプログラミングを学びたいという方向けに作られているサイトですが、子ども向け学習言語のスクラッチ(Scratch)の講座も無料公開されている
- 次のステップとして、Web系のHTMLやCSS、ゲーム系ならC、Java、Unityなど他の言語やツールを学ぶことができる
その他にもYoutubeなどにも色々動画があるので、そういったものも参考にされるといいと思います。
子供が独学でプログラミングを学ぶ上での注意点
では、子供が独学でプログラミングを学ぶ際の注意点を説明していきたいと思います。
重要なポイントを3つにまとめました。
- 独学には親のサポートが必ず必要
- 子供のモチベーションが保ちにくい
- 学習がマンネリ化しやすい
それでは一つづつ簡単に解説していきます。
独学には親のサポートが必ず必要
冒頭にも言いましたが、
親のサポートは少なからず、必ず必要になります。
これがなくては「子供のプログラミング独学」は難しいと断言できます。
機材トラブル・ネットワークトラブルはもちろんの事、子供はパソコンやタブレットの触り方にも慣れていないので、必ず最初は親が教えてあげる必要があります。
また、学習を進めていく上で全てがスムーズに進むわけではないので、わからないところは親がサポートしてあげてください。
サポートと言っても何したらいいの?
そんな不安になる方もいると思いますが、子供用のアプリなので、親がやればすぐ覚えることは可能だと思います。
一緒にやろう!!くらいのモチベーションがないと独学は中々難しいと言えます。
子供のモチベーションが保ちにくい
最初はゲーム感覚で楽しくプログラミングを始めることができたとしても、
継続的に続けるのは意外に難しいです。
習い事などであれば、「テスト」や「発表」などがあり、それを目指して頑張っていきます。
またその結果が良ければ、さらにモチベーションが上がり、意欲的に進めていくことができると思います。
ですが、独学の場合は、それが無いので、明確な目標が無いと途中で挫折してしまう可能性が高いです。
「わからない時に聞ける人が近くにいる」、「一緒に学ぶ仲間がいる」、「発表の場がある」という環境があるのと、ないのでは学びのモチベーションも、効率も全く違います。
なので、モベーションを如何に保てるかが、長く続けていく上での重要なポイントです。
学習がマンネリ化しやすい
うまくモチベーションを保てて、学習を継続できたとしても、
同じツールや教材を使い続けていては、マンネリ化してしまいます。
そしていつの間には、プログラミングがつまらないものになってしまう恐れがあります。
そうならない為にも、プログラミングの独学では「明確な目標」を持って、ステップアップを考えてやっていく必要があります。
これが意外に素人だとわからないので、苦労されれる親は多いと思います。
独学は無料で手軽にできるのですが、やっただけにならないようにする為には、親がしっかりとサポートと道筋を立ててあげることが非常に重要であると理解していただきたいです。
本格的に学ぶならプログラミングスクールに通う
まず手始めに無料でやらせてみたいというのであれば、独学で十分だと思います。
ですが、やはり素人だと限界があるので、独学のその後のステップアップとして、プログラミングスクールに通うことをおすすめします。
(私の個人意見ですが、、、)
もちろん、親がプログラミングでき、かつ、子供に寄り添ってサポートが可能であれば、話は別です。
さらに、子供のプログラミングツール→大人と同様のプログラミング言語ではハードルがかなり上がるので、
独学はさらに挫折しやすくなってきます。
独学のステップアップとして、プログラミングスクールに通うならあり!
プログラミングスクールにずっと通うのはお金がかかるし、、、
ずっとプログラミングスクールに通う必要はありません。
「自発的にプログラミングができるまで」「アプリ開発ができるまで」など、明確な目標が達成したら、やめてしまえばいいと思います。
むしろ、目的を達成したならスクールはやめるべきです。
プログラミングはあくまでツールなので、プログラミングを覚えることが目的ではありません
目標を達成したら、次のステップに進ませてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。子供のプログラミング独学のやり方と、注意点をまとめてみました。プログラミングスキルは今後ますます重要になりますので、ぜひ検討してみてください。
- 子供のプログラミングは可能か?
-
結論:独学は可能。だけど、親のサポートは必ず必要
- プログラミング独学の3ステップ
-
STEP1:PCとネット環境の準備
STEP2:プログラミングツール(無料)のインストール
STEP3:本や動画で学ぶ - 独学でプログラミングを学ぶ上での注意点
-
- 独学には親のサポートが必ず必要
- 子供のモチベーションが保ちにくい
- 学習がマンネリ化しやすい
- 本格的に学ぶならプログラミングスクールに通う
-
ステップアップとして検討するならあり
プログラミングスキルは今後ますます必要になってきますので、子供の将来を考えてプログラミング教育を始めることをオススメします。
まずは独学からでも良いと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
今回の記事が皆さんの行動のきっかけになれば、嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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